小話


=江戸の小話

浪人が、魚売りを呼ぶ。

「その小さい方のカツオの値は、いかほどじゃ。」

「へい、大負けて、そくがれん(隠語、150文)でさ。」

「何の事じゃ、さっぱり解らん。」

「ヘェ。そんなら、180文にしてあげやしょう。」

「なんと、悪い奴じゃ。さっき150文と言ったろ。」

「だんなぁ、お人が悪い...」

「お前には、負ける。もっと負けろ!」


<小話・笑話・小咄・89>

江戸の風景
川越祭りより 浦島
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小話


=江戸の小話

夜分、腹が減ってたまらない。

懐の中を探ってみてもビタ1文ない。

困ったなと思っていると、向こうに風鈴そばが見える。

「ちょいと、おそばやさん。」

「へい、なんでがす。」

「ちいと薬を飲みてぇんだが・・・」

「へぇ?」

「悪いんだがな。そば湯を少しくんねぇか?」

「へい、お奈良の大仏。」

「なんでぃ、そのおならの大仏ってのはよう。」

「へーどうぞうと言う事でがんす。」

「おう、そうかいそうかい、一口、あーぁ、いい心持ちだ。」

「それは、良かったでがんす。」

「ついでと言ってはなんだがな」

「へぇ?」

「おれの薬は塩なんだが、ここへ少したのま。」

「ブー!.


<小話・笑話・小咄・88>

江戸の風景
江戸深川資料館より 二八そばの屋台

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小咄


=江戸の小話

膝の上へ、手をひんぱんに置くため、足がうるさがる。

手が不平を言っている足に向かって怒る。

「兄弟に例えてみればな、俺は上にあるから、兄や。」

「なんだと!」

「オレがいなけりゃ、商売もできひんぞ。」

「何言ってやがる、べらぼうめ。」

「お前は、下に有るから下品で、柄が悪いな。」

「てやんでぇ、この足様が、なければ、商いにも出れるめい。」

「食物は、口へ足で運ぶんか。あほやなぁ。」

「くそ、よーし、そう言うんだな?今に見てろ!」

「なんや、負け惜しみか?」

「なら、うOこを、踏んづけてやら!」

「えっ?なに?」

「おめぇに、たっぷり、拭かしてやらぁ。覚悟しろ!」

「えっ!ご、ごめん。あんたはエライ、足にいー!」


<小話・笑話・小咄・87>

江戸の風景
お江戸は近代美術館より「手」
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小咄


=江戸の小話

道楽息子が、親父にこってり油を絞られていた。

「おめぇ、親父の前で畳に頭をこすりつけてたな。」

「見てたのか?」

「ホント、格好悪くて、見てられなかったぜ。」

「何も知らないくせに、勝手にぬかせ。」

「はあ?」

「頭を下げるとな・・・」

「頭を下げると?」

「猛烈な説教が頭の上をかすって、後ろに通り過ぎる。」

「後ろ?うしろ!」

「全く、何だってんだ?うしろに通り過ぎ・・・」

「通り過ぎるだと!?」

「ぎゃぁー!」


<小話・笑話・小咄・86>

江戸の風景
井の頭自然文化園より 怪傑日蓮
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