小話


=江戸の小咄

寺子屋で、寺子が師匠にこめつきばったになった。

「お師匠様、用がありんこ。早引けさせて下され。」

と断って家に帰る。

「お師匠様、おらも用事があるだに。帰してくれろ。」

師匠は首をかしげたが、許した。

しばらくして、又手を上げる寺子がいる。

「お前も、用事か?のみ吉。」

「お師匠様、おっかぁが病気でようちゅうい。」

「病気か、仕方ないな。しっかりと看病しろあり・・・」

又、尻をもじもじ、もじもじ寺子がいる。

「おお、はち郎か?どうした、手水か?」

「いいえ、おしょう様、いいえだに。」

「和尚?何をもじもじしておる。お前も用事か?」

「はい、ちょっと帰りたいにゃ。」

「何しに、いぬんじゃ。お前が帰ると家が迷惑じゃろガ。」

「それ、うそです。帰してちょうちょ。」

「さあさ、何の用事が、有るのだ?はち郎くん。」

「ちょっと帰りましてにゃ・・・」

「又の名、ゴキ男くん、さあ何の用カマキリ!」

「いえか、何か用事があるか、たずねて来たいにゃ。」

「・・バッタン・・・」  




小話笑話小咄・174

江戸の風景 寺子屋

寺子屋

テーマ : お笑い番組
ジャンル : お笑い

小話


=江戸の小咄

「船頭さん、これ船頭さん。」

「なんでがしょう?」

「当たりがちっとも無いぞ。」

「あれ?はて?あっ、思い出したでがす。」

「なんじゃ?何かあるのか?」

「今日は、竜宮のえびす講で。」

「どんな関係があるのじゃ。」

「魚ども、残らず呼ばれました。お気の毒でがすが・・・」

と、話していると、浮きが沈んだ。

どうせ、やかんか藻で有ろうと釣り上げてみると、

なんと大きな金魚。

「旦那~ぁ!金魚とは、めでたいでがす。」

これをしおに宿に帰り、おかもちの蓋を開けてみれば、

なんと真っ赤にふくらんだとらフグ。

「ふわぁー、とらは酔っぱらっただぁ♪~ここ、何処?わたしはだれ?」

「ふざけるな!食ってやる!」

「あんだぁ!矢でも、鉄砲でも持ってきやがれ!ぷう-。」

「鉄砲はてめぇだろ、ふぐれっつら!」

「乙姫さま特別のお墨付き。今日は特等が当たるよ!ぷうー。」

「だはーっ。」



小話笑話小咄・173

江戸の風景 水屋の龍神

龍神

テーマ : お笑い番組
ジャンル : お笑い

小話


=江戸の小咄

ある表店の若旦那、ため息をついている。

丁稚の紺松が心配して、

「若旦那、又、女ですかい?」

「又とはなんだい、これが難題で・・・はーは。」

「えっ、若旦那でも、違う悩みがあるんですか?」

「いいよな、お前は。脳タリンで悩みが無くて。」

「あっしにできることなら何でもやりやす。」

「金のなる木が欲しいな、はーっ、はーッ。」

「ちょっと、待って下っしゃい。出かけてきやす。」

若旦那、ため息を吐き続ける。と不意に紺松が店に飛びこんできた。

「わ、若旦那ぁ!か、金のなる木を買ってきましたッ!はーはー。」

「えっ、本当かい?でかした、紺松。」

「こ、これです、若旦那。ほ、本当に探すのに苦労しました。はーはー。」

「な、なんだい、これは?鐘をつく撞木じゃないか?」

「へぇ、これが、かねの、鐘の鳴る木で。」

「ばか! がーん!ごーーん!うぉーん、ウォーン、うぉーん!」


小話笑話小咄・180

江戸の風景 江戸は犬の町

七夕犬

テーマ : お笑い番組
ジャンル : お笑い

プロフィール

jizosmile

Author:jizosmile

毎日福笑。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
訪問者
いらっしゃい!
置き手紙
後ほど訪問致します。
月別アーカイブ
リンク
アフィリ以外の相互リンク歓迎。
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR