小話


=江戸の小咄=

赤鬼、慌てて、村人の戸を叩く。ドンドン、ドン!

戸を開けた主人は、あごがはずれ、腰を抜かした。

「い、命ばかりは、お助けぇニャ。フニャッ!」

「後からな、ぐでんぐでんの酔っぱらいが来るぞ。」

「は、はいニャ。」

「そ、そいつをな、頼む!監禁してくれ、頼む!」

「そんなに赤い恐い顔して、酔っ払いが恐いかニャ。」

「いや、恐くはないんだがな・・・」

「じゃ、知らないニャん。手の鳴るほうへ・・・」

「なめると食べるぞ、こら!ほら、あいつじゃ。」

「う、うーん・・・??」

「さめるとな、醒めると・・・」

「冷めると、サメになる?」

「バカっ!鬼より恐い鍾馗(正気)になるんじゃ。」

「赤鬼も、さめて青くなるかニャ?」

「・・・」


小話・笑話・小咄・194

中野宿の天灯鬼
正気

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