小咄


=江戸の小話

親父、観音様へお詣りし、一心不乱に拝んでいる。

「どうぞ、どうぞ長生きをお願いします。」

寺の小僧がいたずらに、百という字を書いて、

親父のわきにそっと置いた。

親父はこれに気づき、拾い上げると喜び勇んで家に帰った。

「観音さんから百歳までの寿命を授かったぞ。うおーっ!」

と喜び小躍りしている。長男はそれを見て

「あんまり、喜ぶことではないよ。親父じ。」

「じじだと!何でそんな事を言う。」

「百の字は分解すれば、一ノ日、すなわち一日だよ。」

と言えば、弟が口を挟んだ。

「兄貴だけだよ、そんなボケをかますのは。」

「何言ってんだい!バカにすんじゃないよ!」

「百はな、駕籠かき用語でころりだ。今すぐ、死・・・」

「出て行け!親不孝者!!」


<小話・笑話・小咄・88>

江戸の風景
川越より 川越観音 

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テーマ : お笑いネタ
ジャンル : お笑い

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文字分解が楽しい♪

父、兄、弟の含蓄にとんだ話!?
とても勉強になりました!
本音も見え隠れして人の心に興味津々です!

No title

百がころりとは知らなかった。

ペストとと関係あるのかな。

No title

なはは、やるわね。

No title

このとっつあんなら、ケロリ と長生きするでせう^m^

No title

かなさん

一種の言葉の遊びですね。怒るな、親じじ。

No title

cheerupさん

関係がありそうですね。

No title

花魁さん

怒るな、親じじですね。

No title

にゃあもさん

さすが、パチパチ。
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毎日福笑。

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