小咄


=江戸の小話

大事なお客と商談が終わり、食事が始まった。

「おーい、お花。酒を持ってこい!」

「旦那様、40文の酒、100文の酒、どちらでっか!」

と家中に聞こえるような大声で返事をした。

「あわわ、お花、ちょっと鯉、いや来い。」

旦那は慌てて、お花を外へ連れ出し、

「人のある所で、あのように大声を出すなんて、バカか、お前は!」

ときつく叱りつけた。

ある時、四歳になる長男が井戸に落ちた。

お花はゆっくりと静に歩み寄り、旦那の耳元に口を寄せて、ぼそぼそ話す。

「わかさまがな、旦那様。若様が、井戸へ落ちたぞな。」

「うへぇ!」


<小話・笑話・小咄・95>


江戸の風景
川越より 大沢家住宅(重文) 

v35.png

テーマ : お笑いネタ
ジャンル : お笑い

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No title

昔の田舎の人は素朴なのかも。

lこんばんはです。^±^ノ

ああ、重要なときに声を出さないなんて・・・。^±^;
そりゃあ、うへえ、ですよね。^±^;

No title

こんにちは~♪
毎日笑わせていただいています``r(^^;)ポリポリ
江戸の小咄はいいですねσ(゚ー^*)

No title

田舎へ帰っていただき鯛^m^;

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No title

cheerupさん

そうなんですけどね。

No title

てくっぺさん

この子供、助かったのかどうか心配ですね。

No title

まり姫さん

有難う御座います。これからも励みます。

No title

にゃあもさん

真面目なだけなんでしょうけど・・・。

No title

奥で通常話していた言葉が出たんでしょうね。
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毎日福笑。

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